自己観察:約30年間無意識で持っていた ネガティブな感情が、 肯定できた体験

    
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自己観察:約30年間無意識で持っていた ネガティブな感情が、 肯定できた...

天命・天職が見えてくる

自己観察の専門家

平野香緒里です。

 

 

肯定できた「今」を体験することは、

ネガティブな過去を切り捨てるのではなく、
体験した意味を肯定できるようになること。

 

 

過去と現在のエネルギーを繋げる

ことが大切です。

 

 

 

今回は、約30年間無意識で持っていた
ネガティブな感情が、
癒され、全て受け入れられて
肯定できた体験を書きたいと思います。

 

 

ちょっと長くなります。

でも3分以内で読めると思います。^^

 

 

私は大人になってから、ピアノを習い始めました。

2009年の4月からです。

そしてその年の12月に
発表会がありました。

 

 

 

ピアノ

 

 

実は私は子どもの頃にもピアノを
習っていましたが、いい思い出はなく
挫折したかたちで終わっていました。

 

 

 

でも本当は自分が好きな曲を
自由に自在に弾けたらいいなと
大人になってからも何度も
思っていました。

 

 

 

本当はピアノを
嫌いなんかではない。

むしろ好きなんだ。

 

 

だからいつか機会があったら、
リベンジしたい!と思っていました。

 

 

ピアノは嫌な思い出で
終わらせたくなかったのです。

 

 

自己観察をするまで
嫌いなピアノの先生は
そのまま嫌いなままにしていました。

 

 

子どもの頃のピアノの先生は
好きではなかった。

だからピアノも嫌いになった。

だから結局やめちゃったんだ・・・と

 

 

これは子どもの頃は
ピアノの先生に恵まれなかった。

 

 

ピアノの先生が違う先生だったら、
ピアノも大好きになって
いたかもしれないのに・・・

 

 

と、自分が「被害者」だと
ずっとそんな感じで思っていたのです。

 

 

 

無意識でにそう約30年も思っていたのです。

 

 

でもピアノを再び習い始めた

という話をある人にした時、

 

 

「あ、なんだ。じゃあ基礎はできてるんじゃない」

 

 

という言葉をきいて、

はっと目覚めました。

 

 

私は2009年4月からピアノを
再挑戦してからというもの

その時にピアノを教えてもらっている
H先生にだけ感謝していました。

 

 

 

あんなに嫌だったピアノを
好きにならせてくれて
ありがとうございます。

 

と思っていました。

 

 

H先生の教え方は
バリエーションに富んでいて、
いろんな練習法を教えてもらえて

本当に素晴らしいのです。

 

 

 

4月にピアノを再び習い始めて、
その時にこの12月に発表会が
あるからとのお話があり

 

 

 

参加を決め、そして自分が
発表会のときに弾く曲も決めました。

 

私が弾きたい曲を選びました。

 

 

 

その時の自分の実力を把握して

いないからこそ選べた曲です(笑)

 

 

自分で聴いてこんなふうに
弾けたらいいなと思う曲を

そのまま発表会に弾く曲として
選んだのでけっこう大胆な私です。

 

 

 

でも本当に弾きたい曲を
選んでよかったのだと思います。

 

 

だけど私はどこかで何かが足りないと
思っていたことを感じていました。

 

 

でもずっとそれが何かわからなかった。

 

 

 

私は嫌いだった子ども頃の
ピアノの先生のことをなんで
嫌いだったのか

なんでピアノも嫌いに
なってしまったのか

ちゃんと観察してみようと思いました。

 

 

 

なんでそんなにピアノの先生が
嫌だったのだろう?

 

 

 

いつも単調な左手の練習を
何度も何度も繰り返し

弾いているメロディーも
全然つまらない。

 

 

 

全然自分が弾きたい曲を
練習なんてできなかった。

 

 

その上、間違えるとちゃんと
弾けるまで次には進めなかった。

 

 

私が弾いているすぐ横で

「はい、もう一回やり直し・・・」

と無情にも繰り返される
先生の声をきくと

本当にピアノをバーンと
思いっきりたたきたくなっていました。

 

 

 

子どもの頃の私にとっては、
拷問だったのだと思います。

 

 

つまらないことをやらされている。

 

 

私がやりたいのは
こんなことじゃないんだ。

 

 

 

家でも全然練習をしていませんでした。

 

 

だから、余計またピアノのレッスンに
行くのが憂鬱でしかたなかったのです。

 

 

 

でも、約30年経って
大人になってから
またピアノのレッスンを受けるという時

一応私は楽譜は読めた。

 

 

簡単なところはゆっくり楽譜を
見ながら音を拾って弾けたりもした。

 

 

 

これが基礎ができている
ということだ。

 

 

 

私は一応譜面が読めるということが
できたのにまだそのことへの感謝
その時にはなかったのです。

 

 

 

どうして私が大人になった今、
楽譜が読める自分でいるのか?

ということを考えていなかった。

 

 

基礎がなければ応用はできない。

 

 

基礎は繰り返し繰り返し

身につけるもの。

 

 

子どもの頃の単調な練習・・・

私が嫌で嫌でたまらなかった
つまらない練習・・・

 

 

左手だけ、右手だけで何度も何度も
繰り返しやった練習

家ではほとんど練習をしていなかったので

私のピアノの基礎は正に、

嫌いだったピアノの先生のところで
身についたものだったのでした。

 

 

 

私はその重要なプロセスを飛ばして
自分が弾きたい曲の練習ができない!

とずっと不満を持っていたのでした。

 

 

 

私の弾きたい曲を
弾けるようになるためには

まさに私が子供の頃してきたことが
必要だったんだ

 

 

 

いっぱいそれまでにも
自己観察をしてきたけれど、

このピアノの件に関しては
過去の嫌な思い出は
そのまま持ったまま

 

 

 

今回新たにピアノで好きな曲を
発表会で弾き、リベンジしようと
していました。

 

 

 

嫌な思い出のままだから
「リベンジ」なんて言葉が
でてくるのですね。

 

 

 

子どもの頃のできなかった自分は
被害者でもなんでもない。

 

 

 

その当時のピアノの先生が
悪いのでもなんでもない。

 

 

子どもの頃にはわからなくても、
今なら理解できること

自己観察してちゃんと
自分と向き合ったら・・・

 

 

全然捉え方が変わってしまいました。

 

 

 

感謝の心が湧き上がってきました。

 

 

当時の先生のせいで

ピアノに対して過去には
いいことは何もない・・・と
思っていたけれど

 

 

「基礎」という宝物

私は得ることができていたんだ。

 

 

 

いいことは、あったんだと

心から自分で実感できました。

 

 

このことに気づけたことは

「宝物」でした。

 

 

そして、

こんな宝物をいただいていたことに
気づかないでいたなんて・・・

 

 

 

過去の自分と過去のピアノの思い出が
やっと「肯定」できました。

 

 

 

私が感じていた何か足りないものを
感じていたこととは・・・

 

 

 

過去のピアノの先生に対しての
「感謝」だったのでした。

 

 

 

ピアノの基礎を繰り返し繰り返し
身につけるということは

自己観察にも通じます。

 

 

そのプロセスなしに深い気づきもない。

 

 

その基礎の練習というプロセスなしに
自分の弾きたい曲を自在に弾けるように
なるなんてことはありえない。

 

 

 

私は当時の先生に、

心の中で謝りました。

 

 

 

本当にごめんなさい。

 

 

ずっと嫌いなまま
30年ちかく経っていました。

 

 

体験した意味を肯定するということは、

 

24時間365日

いついかなるときでも、
どの瞬間でもできるのです。

 

 

 

やる気になれば。

 

 

 

ずっと長いこと受け入れられるまで
時間はかかっていたけれども、

 

 

自分の意志で、このことを見ていこうと
自己観察をしていったら、

 

 

本当に一瞬で捉えかたが
変わってしまいました。

 

 

 

30年ちかくもずっと、無意識にでも
嫌な感情を放ったらかしに
していたということですね。

 

 

 

でも本当に自分が望んで
自ら向きあうことをすれば、

あっという間に30年間のネガティブな
思いさえも真逆の感情に変わります。

 

 

これが自己観察の素晴らしさなのです。

 

 

ちなみに、大人になって初めての
ピアノの発表会で弾いた曲は、

 

 

大好きな曲・・・

 

 

~ニューシネマ・パラダイス~

成長~愛のテーマ

 

でした。^^

 

 

 

ピアノ

 

 

 

あの子ども時代の
ピアノのレッスンがなかったら
到底弾けない曲です。

 

 

 

当時の先生と大人になってから出会った
H先生のお陰様で弾けるようになりました。

 

 

私はまさかピアノのことで
こんなに過去の感情を浄化できると
思っていませんでした。

 

 

 

過去のことを否定した上で

発表会で演奏するのと

 

 

過去のことを感謝し肯定した上で

発表会で演奏する

 

のとでは全然ちがいます。

 

 

2009年の発表会では、
私は、本当に感謝の気持ちがいっぱいで
演奏ができて本当に幸せでした。

 

 

 

体験を肯定できることは
本当に心のトゲがとれて

なんだ・・・そうだったのかぁ!

 

 

と晴れやかな気分になり
感動します。

 

 

 

 

2009年の私が自己観察で感動した

 

肯定できた「今」になった体験談でした^^

 

 

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