自己観察:能力を発揮できないのは、こんな価値観があったからでした!
天命・天職が見えてくる
自己観察の専門家
平野香緒里です。
昨日から
プログラムの修了生の
Tさんのお話をお伝えしています。
(Tさん、あらためてシェアを許可していただいて、ありがとうございます^^)
振り返りながら、続きをお伝えしていきますね^^
Tさんは、会社で自分の能力を
発揮できないことに悩んでいました。
最初は自分の仕事を頑張って
やっているのに評価されない
ことへの不満がありました。
セッションでいろいろとお話を
聴いていきました。
Tさんには3才下の弟さんがいました。
子供の頃、いつも思っていたことは、
「弟は私と同じことをしても両親は
怒らない。弟はいいな。」
でした。
自分が長女で下に弟や妹ができると
両親や周りの大人の注目が
自分ではなく、弟や妹に
注がれます。
まだまだ甘えたい時期の
3才のTさんなのに、
お姉ちゃんだから
と弟のお世話をするようにも
なりました。
兄弟でいると
小さな弟のことを
みんな
「可愛いわね〜」
と言って弟を見て
微笑んでいた光景を
覚えているのだそうです。
子ども心に「嫉妬」の感情も
湧いていたのでしょう。
小さな弟が憎たらしくて
いじめてしまっていたことも
しばしばあったそうです。
でも決まって怒られるのは
お姉ちゃんであるTさん。
やりきれない寂しさを
抱えていたのでした。
そして、
出来ることが多くなると
注目されないということも
子供ながらに
理解していきました。
そこから、どんな価値観が
出来上がったのでしょうか。
最初に、会社で頑張っているのに
評価されないことへの不満と
どう繋がっていたのでしょうか。
今日はここからです^^
Tさんは、
いろんなことが出来ると
注目されない。
当たり前のこととして
誉めてもらえない。
認めてもらえない。
という思いに至り、
能力が高いこと=損すること
という価値観ができあがりました。
それは、未熟な弟が
大切にされ、かわいがられて
いることから、
未熟=大切にされる
このように無意識にも
信じるようになっていたのですね。
こういう価値観がTさんの中に
ずっとあったから、
無意識に能力を発揮しない自分に
なっていたのでした。
能力をおもいっきり発揮する
=損である
社会人になってもその価値観
どおりに生きていたのですね。
明日は、自分の中の価値観に
気づいた後、どうするか?
ということを、
お伝えしていきます^^