自己観察の実践:人の氣はどうやって良くするのか?
幣立神宮というところをご存知ですか?
パワースポットでもあるのですが、
幣立神宮は、九州の阿蘇の南、熊本県ですが、
宮崎県の高千穂地方のとなりの山奥に
ひっそりと隠れるように建っています。
2011年に私は訪れたのですが、
とても氣がいい場所でした。
だけでは語れない
本当に高貴な神社でした。(^^)
では、人の氣はどういうふうに
良くすることができるでしょうか?
氣=エネルギーと捉えてみます。
感情もエネルギーです。
怒りのエネルギー、感謝のエネルギー、
不安のエネルギー、いろいろとあります。
エネルギーは、生まれたら、
そのエネルギーがなくなる
ということはないのですね。
エネルギーの量としては同じで、
エネルギーの質を
変化させることができます。
自己観察を
人生の中に取り入れると
自分の力でマイナスの闇をプラスの光に
変えることができるようになります。
つまり、自分の中から湧いてきた、
たとえば「怒り」のエネルギーを
同じ量の「感謝」のエネルギーに
変化させることができるのです。
マイナスがあったら、それを取り除いて
0(ゼロ)にするのではなく、
マイナス20あったら、それが
プラスの20にできるということです。
そして、そのプロセスで、
必ず「癒し」があります。
たとえば、
「駅員さんが娘の淋しさを教えてくれた」
というストーリー。
簡単に再度お伝えすると、
私が自己観察を学び始めたばかりの時に、
セミナーに参加するために、
都内まで電車で行きました。
途中電車の乗り換えの時に駅員さんに
間違えた電車を教えられたばかりに、
私は遅刻をしてしまったのです。
「信じられない!なにあの駅員~!」
という怒り。
何に対して怒っているのか
客観的に観ると、
「いい加減な受け答えをした」
ことに対してかなり怒っていたと気づきました。
それを、自分に向け直してみるのです。
「鏡の法則」というのがあります。
体験していることは、自分の意識を
鏡として映し出してくれているということです。
その真理に照らし合わせて
自分に起こった出来事を
観察していくと
すると、いい加減な受け答えをしていたのは、
正に私だった!と気づくことができたのです。
私こそ、娘に対して「いい加減な受け答え」
をしていた自分に気づき、
当時3歳だった娘に
とても寂しい思いをさせてしまってました。
そんな大切なことに気づかせてくれた
体験でした。
身も知らない駅員さんへの
「怒り」が完全に「感謝」のエネルギーに
変化しました。
今どんなにうまくいかない人生を
体験していて、ネガティブな「感情」
になっていても、
それを自己観察していくと、
体験した意味が腑に落ちて理解する
ことができるようになります。
そうなった時には、それに
気づかせてくれた嫌な体験に対して
感謝の感情が湧いてくるのです。
それが「癒し」のエネルギー
でもあります。
体験した意味を肯定できた時、
次に本当は私はこれがしたいんだ
という内側からの思いが
湧いてきます。
その積み重ねで、
天命・天職が見えてくることに
つながっていくのです。