一番になれなかったこと
1番になれなくて、くやしかったことはありますか?
小学2年生の時、娘があと一歩で
クラスで1番になれないという体験をしました。
クラスで詩を書いて、
クラス代表を選ぶということで
娘の詩が最終選考の2名まで
残ったということを聞きました。
私は、へぇ~そんな才能あったのー!!?
すごいね~
と2名のうちの1名に選ばれたことだけでも
すごいなと喜んでました。
そして、翌日クラスの担任の先生が
最終的に一人を選ぶことに
なっているとのこと。
娘は、翌日「ドキドキするよ~!!」
と言って学校に行きました。
そして帰ってきました。
娘のしょんぼりした姿で
クラスの代表に選ばれなかったことが
わかりました。
こんなとき、どうする・・・?
どう声かけてあげたらいいのかな。
あなただったら、どうしますか?
娘は、
「代表に選ばれなかったよ。
どうせ選ばれないのなら、
最初から2人に選ばれないほうがよかった。
がんばっても、選ばれなかったら
しょうがない。」
と大粒の涙をためて言いました。
私は、
「そんなことないよ。ニコはがんばったよ。
あの詩、すごくよかったよ。
がんばってやったことは、
ひとつも無駄じゃないよ。」
と言ったあと、気づきました。
ニコが今欲しいのは、
私のそんな言葉じゃない。
そんな諭すような正論なんて、
今はいいんだ。
「ニコりん、おいで」
と私は椅子に座って膝をたたいて手を広げ、
娘は、すぐに私の膝に向き合って座って
ぎゅーっと抱きしめました。
もう、その時は大泣きで、
ヒックヒックすごい体を通して
娘の気持ちを感じていました。
小学2年生の大きな赤ちゃんです^^
そうか、そうか、かわいいなぁ~と
思いながら
私は娘の背中や頭をなでていました。
娘の気持ちがおさまるまで、
ずっとそうしていました。
思う存分、私の膝に座り泣いて
気持ちを吐きだしたら
急に・・・目は泣きはらした顔なのに、
妙にスッキリした表情で
「ママ、お腹がすいた~!!ごはん、食べよ」
なんて言っています(笑)
あ、もう大丈夫だな。
って思いました。
言葉をかけることも
時に大事なこともあるけれど、
ただただ、くやしい気持ち、
がんばったんだよ~という気持ちを
受け止めてあげること。
今回は、それが大事なことだったんだな
と思いました。
それって・・・・
私が子供のころ、
親にやってほしかったこと
だったのだとハッと気づきました。
娘に対してそれが
親の立場としてできたことで
逆に私も癒されました。
娘の子育てを通じて、
私が癒されることは多々あります。
それにしてもそれだけ、
くやしくて泣けるのもすごいなと思います。
そして、私は娘にはいろんな体験をして、
いろんな感情を味わってほしいので、
一番になれなかった経験もまた
貴重な素晴らしい体験だと思います。
今度、一番になれたときは、
大きな喜びを感じ、
同時に一番になれなかった人の気持ちも
思いやることもできる。
だから、今回のクラスの一番に
なれなかったことも
貴重な良い体験だったと思います。
正論は必要ない。
気持ちに寄り添うことが大事
ありがとうございます^^
心あたたまる素敵な1日を
お過ごしくださいね。