自己観察:嫌いな人は、まるごと嫌いのままにしていませんか?
Nさんとしましょう。
Nさんは、十何年も身近な存在で、
ということでした。
嫌いな理由をあげてもらいました。
最初は、
すべてが嫌い
だから、理由をあげることができませんでした。
すべてが嫌い
その気持ちはわかります。
すべてが◯か×かで分けがちで
どう考えたって、この人が
自分の鏡だなんて信じられないし、
この人に感謝できるようになるなんて
考えられないし、
そうなりたくないし、
ありえない・・
という感じでした。^^:
でも必ず「嫌な理由」
というのは、存在するはずです。
たとえばどこが嫌なのか聴きました。
いくつか質問を繰り返していくうちに
ぽつぽつと出だしたと思ったら、
最終的には14個も「嫌な理由」が
でてきました。
自己観察で大事なところは、
日頃、この人嫌いと相手に×をつけて
一度×をつけたら、全部×みたいな捉え方に
なっていることがあるかと思います。
あえて、理由なんて考えたくない。
嫌なものは嫌なんだと。^^
Nさんが書かれた嫌いな相手の方の理由の
主な項目です。
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妹さんを大事にしていない。
うわべだけで取り繕う
会社で自分の立場を利用していばっている
自分のことをバカにしたような目つきでいつも見る
心のこもっていない受け答えをする
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などでした。
書いたものを客観的に見てみると
Nさんは、気づきました。
これは、全部私がしていることです。
と。
私は、Nさんに聴きました。
Nさん自身は相手の方をバカにしたような目つきで見てないですか?
と。
すると、
「相手がそうなので、私も同じようになってしまいます。」
という答えでした。
最初にNさんが、自分のことがバカにされているような目つきに感じた
そう捉えたということです。
もしかすると、相手の方はそんなつもりで
見ていたわけではないかもしれません。
なんか嫌だという気持ちがあったので、
そう見えたのかもしれません
とのことでした。
ここで「鏡の法則」の話をしました。
Nさんは、ずっと自分を映し出す鏡である人を
「嫌な人」として壊し続けてきました。
自分とは完全に分離した存在として。
Nさんが
嫌な相手が自分の鏡だったと
わかったところで、
では、どうすればいいかということを、
次回は
与えたことが返ってくる
ということと一緒にお伝えしたいと思います。