仕事を頑張らないと自分には価値がないと無意識で信じていた
こんにちは、
天命・天職が見えてくる
自己観察の専門家
平野香緒里です。
昨日は、
こんなに頑張っているのだから、「豊か」になれていいはずだ!
と思っていた方のお話でした。
振り返りながら、続きをお伝えしますね^^
意識では、
私はこんなに頑張っているのだから、
「豊か」になれていいはずだ!(左側)
と思っているのに、
現実は「豊か」になれていない(右側)
ということありますよね。
今日は、ある受講生Sさんのお話をお伝えします。
セッションの中で、
こんな暮らしがしたい!
と望んだすべてのことに対し、
同時に自分はそれを得られる
と信じるとともに
それを得られるだけの
価値が自分にはある
ということを認めていること
それが大事だと
私が言ったときに、
Sさんが反応しました。
Sさんは、
私はこれまで、いろいろと
こんなに頑張って
やってきたのだから、
豊かになれていいはずだ・・
とずっと思っていたけれど、
でも
それを得られるだけの
価値が自分にある
ということは、
信じられていなかった
とのことでした。
「自分にはそんな価値がない」
と無意識で思っていた。
Sさんにとっての「価値の概念」
を聴くと
価値=能力
ということでした。
いくら完璧に仕事をやってきても、
それが当然だと思っていたし、
まだまだと思っていた。
私はそこで、
「もし娘さんが同じことを頑張ってやっている姿を見ても当たり前だと思いますか?」
と聴くと、首を大きくふって、
そんなことない!
ものすごい褒めると思います。
と言いました。
でも同じことをやっている
自分のことを全然
褒めていない。認めていない。
でもそれは本当は
すごいこと。
そしてSさんの娘さんが
受験をした学校が不合格で
うまくいかなかった時、
その時にSさんは
娘さんを抱きしめて
「あなたは、精一杯がんばった。失敗したってあなたは素晴らしい」
と言ったそうです。
この時のSさんの
娘さんに対しての捉え方は、
価値=能力
じゃないですよね
娘さんに受験に受かる
能力がなくても、
価値はある。
能力=価値ではない!
静かな時間の流れの中でSさんは、
自分の中の矛盾に
気づいていきました。
ここから、今日の続きです。^^
Sさんは、価値=能力だと思っていたので、
仕事を完璧に極めて頑張ること
そうしないと自分には価値がないと思っていた
つまり、
そのままの自分には、価値がない
ということを
潜在意識で信じていたのです。
ふつうは、ここで、
そのままの自分でも価値はある。
と思おうとします。
でも、
自己観察のセオリーでは、
さらになぜ又はいつから
価値=能力だ
と信じることになったのか?
というところまで観察していきます。
そういう思い込みがつくられた
原体験があるからです。
(その人の状況によって、アプローチの仕方も変わってきますが)
表面的に一生懸命にがむしゃらに頑張っているのに(顕在意識)
全然思うような豊かな現実にならない時には、
潜在意識に
「豊かになれない価値観や思い込み」
があるよ〜!
と現実が教えてくれているのです。^^
ありがたいですね。
ちゃんとお知らせしてくれているのです。
もっと深い意味では、
あなたは、本来
素晴らしい豊かな存在なんだ
ということに気づくために、
起こってきていることなのです。
ぜひ、観察力を磨いていきましょう。
ではまた。^^