自己観察の視点前提を変える:パチンコばかりしている母、大嫌いが大感動に変わった!
天命・天職が見えてくる
自己観察の専門家
平野香緒里です。
今日は「視点・前提」を変えると
「大嫌い」が「大感動」に変わった
エピソードをお伝えします。
仮にここでは、Tさんとしますね。
30代前半の女性でした。
Tさんは、お母さんが大嫌いでした。
なぜなら、お母さんがTさんや
弟さんに対して、
お金を要求してきては、
パチンコに使ってしまうような
お母さんだからです。
Tさんは社会人になってから、
ずっと月に8万円ものお金をお母さんに
生活費として渡していて、
そして弟さんは月に
12万円もお母さんに
振り込みをしていたそうです。
けっこうな金額ですよね(^o^;)
お父さんは既に亡くなってお母さんは
一人暮らしをしているとのことでした。
お母さんは毎日パチンコをやっていました。
そして生活費として
Tさんやその弟さんから
送ってもらったお金を
使いきり、
また何度も
お金が足りないと言って
くるのだそうです。
Tさんは、子どもにそうやって
お金をせびってくる
親の気持ちがわからない。
だらしのない母親が大嫌い。
母親のせいで、貯金も全然貯められない。
なんでこんな親を
選んでしまったのか、
さっぱりわからない
と言っていました。
Tさんは、
そんなお母さんのように
なりたくないと
公認会計士としてフルタイムで
働いていて、かなりのお給料を
もらって自立した女性でした。
一通りTさんのお話をきいて
私は、Tさんの視点とは
全然ちがった視点から、
その状況を観察していました。
Tさんは、そんなお母さんから
とても大きなギフトを
もらっていると思いました。
それは何だと思いますか?^^
ちょっと考えてみてくださいね。
私はふっとその時、
感じていたことが言葉になって
するするでてきました。
それは
Tさんは専門職で働いていて、
収入もあるから、
お母さんに仕送りができる。
月に8万仕送りできている
こと自体がすごいことだ
と思うということ。
裕福な大金持ちの家に
育っていたら、
きっとこんな「稼ぐ力」は
ついていなかったと思うし、
Tさんのお母さんが
そのお金を仕送りさせる
お母さんだからこそ、
Tさんはちゃんと自分で
稼ぐ力をつけることが
できたんじゃないのか
ということ。
それにお母さんに
仕送りしていて
全然お金が残らない
といってても、
順番的にお母さんが
先に亡くなったら、
その上仕送りしていた分を
なんなくそれからは
貯めることもできる。
お母さんは一銭もお金を
子供達に残さなかったとしても、
ちゃんと
「稼ぐ力」を
子供に残してくれていた
ということ。
大きな意味で考えたら
お母さんは
ものすごいギフトを
くれていると思う
ということ。
お母さんはそういう嫌な役を
わざわざ引き受けてくれている
とも考えられるんじゃないかと思う。
ということを伝えました。
全部言ったあと、
Tさんはポロポロ涙を流して
泣いていました。
お母さんのことをそんな風に
とらえたことなかったとのことでした。
180度見方が変わったのですね。
私自身もその気づきを
与えられたことについて
感動しました。
「視点・前提を変える」とは、
こういうことなんです。
その後、Tさんは、
お母さんのことが全然
気にならなくなった
とのことでした。
あんなに嫌っていた
お母さんのことが、
相変わらず憎たらしいけれど、
可愛いと思えるようになった・・と。
よかったです^^
絶対に認めたくないと思っていた
お母さんのことを
「全肯定」できたのですね。
でもでも
お母さん自身は、
何も変わっていないのです。
でも、ものごとを
俯瞰(ふかん)して観たり、
視点・前提を変えて観ると
今までの思考パターンでは、
考えられなかったような
幸せなとらえ方が
できるようになります。
これも、自分が
そういう現実を創造している
ということになります。
この記事を読んでくださっているあなたには
今、大嫌いなことがありますか?
本当は自分にとって
大きなギフトだったんだ・・・
と気づけることがあったら、
いいですね。
今日のお話が少しでも、
あなたの日常にお役にたてたら、
嬉しいです^^